誰でも簡単に見分けられる「攻撃的な人の特徴」とは

攻撃的な人の身体的な特徴

実は攻撃的な人には幾つかの

身体的特徴

が現れます。

つまり攻撃的な人には
心を読むような技術を持っていない人でも
目で見てわかるような
外見の特徴が現れるわけです。

攻撃的・暴力的な人を避けたいという人は
これらを利用することで
多くの場合そのような人を避けることができるでしょう。

以下ではその特徴を2つを紹介します。

 

特徴①MPAsの多さ

MPAsとは

身体の些細な異常
Minor Physical Anomalies

のことを指します。

例えば、

  • 足の親指と人差し指の間が大きく離れている
  • 曲がった小指
  • 耳の位置が低い

などです。

信じられませんかもしれませんが
これらは攻撃的・暴力的な人の立派な特徴になります。

しかしMPAsが1つや2つであれば
心配は必要ありません。

問題がこれが多い人です。

MPAsが多い人は
より問題行動を起こしやすくなります。

これらはただ相関関係があるだけでなく
ちゃんとした因果関係もあり、
科学的に検証されています。

 

よく映画なんかに出てくる殺人鬼は
たいてい醜い見た目をしていますが
これはあながち間違いではないわけです。

 

特徴②右手における「人差し指」に対する「薬指」の長さ

次の身体的特徴は、右手における

人差し指に対する薬指の長さ

になります。

基本的に性差として、男性は女性に比べ
人差し指に対して薬指の方が長いです。

しかし実はこの薬指の
(人差し指に対する)長さが
より長い人ほど攻撃的な人である傾向があります。

薬指がより長い人について掘り下げると
そのような人は

  • 身体的な優位性を示す。
  • 人を支配しようとする傾向を持つ。
  • 男性的で攻撃的な傾向を持つ。
  • 刺激を追求する傾向がある。
  • 衝動性がある。
  • 共感力を欠く。

といった性質を有することがわかっています。

 

女性の場合には注意が必要

しかし女性の場合で
この特徴を有する人には少し注意が必要です。

というのはそもそも

女性と男性では
攻撃性の表れ方が異なる

からです。

男性の場合はわかりやすく殴る・蹴るなどの
物理的な暴力として表れます。

しかし、女性の場合には男性とは異なり、攻撃性は

ゴシップ、うわさ話
醜聞、仲間外し

などの形で表れます。

このような「ソフトな攻撃性」を含めた研究では
女性における薬指の長さと攻撃性の間には
確かな相関が得られています。

 

因果関係を簡単に

ではこれらの特徴と攻撃性の間には
どのような因果関係があるのでしょうか。

その因果関係について詳細は省き
ざっくりと説明します。

 

MPAsについて

時はその人の胎児期にまで遡ります。

MPAsというのは妊娠中における
(無酸素症などによる)

胎児の神経発達の異常

によって引き起こされると考えられています。

その結果、MPAsが現れるだけでなく
脳の発達自体も阻害され、脳の構造的障害のために
より攻撃的な特徴が現れると考えられています。

 

薬指の長さについて

この場合もその人の胎児期にまで遡ります。

胎児期において、性分化をもたらす
テストステロンが大量生産される時期があります。

これによって神経系や行動は
男性化されていきます。

 

さらには人差し指と薬指の
長さの比にも影響を及ぼします。

さらにこのテストステロンという物質は
人の攻撃性に大きく関わっています。

そのため胎児期にテストステロンへの
曝露の度合いが強いと、薬指がより長くなり
暴力的・攻撃的になるわけです。

以上がざっくりとした因果関係の説明になります。

 

あくまでも「傾向」にすぎないことに注意

ここまで

攻撃的な人が示す
身体的な特徴

を紹介してきました。

これらは先にも述べた通り
誰にとってもわかりやすい指標です。

しかし、これらの特徴が見られたからといって
必ずしもその人が暴力的であるとは限りません。

紹介した特徴を持っているけど
普通にいい人であることは全然あります。

あくまで上にあげたものは
「傾向」を示すものだということを
忘れないようにしましょう。

 

「人は見かけによらず」
という言葉も今回の内容と合わせて
覚えてもらえると幸いです。

 

参考:「暴力の解剖学: 神経犯罪学への招待」

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