『将来への漠然とした不安』の解決策を古代のアリストテレスが出していた件。

 

将来への漠然とした不安

  • 将来このまま食べていけるだろうか
  • 資格試験には合格できるだろうか
  • 自分の夢を叶えられるだろうか

などなど今の時代には

将来への漠然とした不安

が蔓延していると思います。

科学技術は進歩し、グローバル化が進み
終身雇用はなくなり
社会の変化の激しさが増した現代。

このような時代では特に
将来への漠然とした不安が増えた
考える人もいるかも知れません。

 

そしてその不安のために

将来への貯金

といった計画を立てる人も
いるかも知れません。

 

しかし、実際問題それで
将来への不安・心配
は解決されるでしょうか。

答えは否。

結局そんなことをしても
明日ですら何が起こるかわかりません。

 

もしかすると
明日にはリストラされるかもしれません。
交通事故に遭うかも知れません。
会社が倒産するかも知れません。

このように可能性としてはいくらでも言えます。

結局不安・心配は
無くせないでしょう。

 

アリストテレスの『漠然とした不安を解決する方法』

しかし、そのような
現代社会だからこその不安
とも感じられる悩みに
実は古代のギリシアの

アリストテレス

が答えを出しています。

 

アリストテレスは

将来の目的や計画を一旦忘れ
今この瞬間のやりたいこと
やるべきことに熱中せよ

といいます。

 

未来のことなど気にせず
その時々を快楽の赴くままに生きろ
と言われると逆に不安を感じる人もいるでしょう。

そしてちゃんと目的と計画を見据えて
将来のために生きることが
不安を軽減してくれると思っているかもしれません。

しかしアリストテレスは
それとは真逆のことを勧めます。

 

将来を見据えるというのは

目的が今の自分の
『外』にある状態

だと言えます。

そして残念ながらそのような
『自分の外』つまり『未来』
目的をおいている限り

将来への
漠然とした不安

はなくすることはできません。

 

しかしそうではなく

今の自分自身が
目的であるような生き方
つまり

全力で「今」に
集中して生きること

がそのような不安を
なくす鍵であると言っているわけです。

さらに、そのように今に集中し
目的を度外視してプロセスにのめり込むことで

欲していた結果

あくまでも
結果的に導かれてくる
つまり
結果は自然とついてくる

ともいいます。

つまり、最初から
結果を求めているのは良くないわけです。

以上がざっくりとしてアリストテレスが出した答えです。

 

少しは打算的になっても良い

ここまでの内容を踏まえると

良い結果を
望んではいけない

というようにもとれますが
それはおそらく無理でしょう。

人間は誰しも打算的な生き物です。

そうでない人はおそらく
人ではないでしょう。

 

最初は打算的で、なにかしら
目的を持って計画を立てると思います。

 

ここで大事なのは
実際に行動に移す時には

それらの目的は
頭の片隅に置き忘れておく

ようにすることです。

このようにして結局は
打算的であっても、その過程では

今この瞬間に
集中して取り組む

 

これこそが

将来への漠然とした
不安をなくす方法

になります。

なので将来へ漠然とした不安が
あって夜も眠れない、という人は

今に集中すること

を心がけてはいかがでしょうか?

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